ローヤルゼリーの基礎知識

ローヤルゼリーの養蜂場

ローヤルゼリーは蜂によって生成されるため、ハチミツと同様、養蜂場で作られているものもあります。
しかしローヤルゼリーは人工的には作り出せないため、「ローヤルゼリーの生成を促している」という方が近いかもしれません。

ローヤルゼリーは、女王蜂のために作られる栄養源です。
女王蜂になる幼虫だけが、孵化した瞬間から、栄養満点のローヤルゼリーを与えられて成長するのです。
卵や孵化した段階で女王蜂と他の蜂に明確な差はありませんが、ローヤルゼリーだけを食べる女王蜂は巨大な体躯と寿命、そして産卵できる機能を手に入れます。
そんなローヤルゼリーは働き蜂たちによって生成されます。
花粉や花の蜜を巣へと運び、まだ低年齢の働き蜂がそれらを食べて取り込みます。
そして体内で分解と合成を行いローヤルゼリーを作り出すのです。
唾液腺から体外に出たローヤルゼリーは、女王蜂の住む「王台」という専用の巣穴に運ばれ、女王蜂へと捧げられます。

しかしこのローヤルゼリーは生成される量が非常に少なく、希少なものなのです。
ローヤルゼリーと同様、蜂が作り出すものといえばハチミツがあります。
このハチミツは比較的多く流通していますが、それでも一匹の蜜蜂が寿命までに作り出せるハチミツはスプーンひと掬い程度といわれています。
ローヤルゼリーは、これよりさらに生成量が少ないといえば、希少さが分かっていただけると思います。
少しでも多くローヤルゼリーを採取するために、一部の養蜂場では工夫を凝らした方法が取られています。
ローヤルゼリーを作らせるため、女王蜂の住む王台を人工的に作り、王台を複数存在させるのです。
作った王台に生後間もない蜂の幼虫を入れ、巣へと設置します。
すると働き蜂たちは、人工の王台の中の幼虫を女王蜂だと思い、ローヤルゼリーを与えるようになるのです。
人工王台に貯められたローヤルゼリーは72時間以内に採取され、必要な加工や保護を受けながら流通していきます。
しかし王台の数を増やしすぎたり、回収に時間を要すると、上質なローヤルゼリーは採取できなくなります。
王台の設置に上限があるうえで、蜂が生成するのを待つしかないため、養蜂場でも多量のローヤルゼリーを一気に生産することは難しいのです。

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